職員インタビュー

～エスペラルで輝く～ 主任インタビュー

介護職の大変さとやりがい

介護職歴は20年以上になります。
私は小さいころからものすごくおばあちゃん子でした。
近所に養護老人ホームがあって、イベントがあるたびにそこのご利用者とも関わっていました。そして将来は絶対にお世話になった祖母の役に立ちたいと思っていました。

その後進学して、学校でしっかり学んで介護福祉士を取り、一人前の気持ちで現場に出たのですが、正直とてもしんどかったです。
不規則な勤務になかなか慣れられず、覚えなければいけないこともいっぱいあって、わからないことだらけで…。
だから介護職員として働き始めたころは「3年でやめよう！」と実は思っていました。
でも頑張って、頑張って、3年たったとき、現場でしっかり動けるようになってきたんです。
先輩に対しても信頼されてるなと感じることも出てきて、仕事も任されるようになり、自信もついてきました。

それになにより、ご利用者たちがとても大好きでした。
「来るのまってたよ！」「次いつくるの？」とか、私を待っててくれるのって本当に感動です。
周りからは「介護の仕事なんて大変でしょ」って言われることも、いいことばかり話すと「きれいごとだ」といわれることもたくさんあります。
でもこの仕事は本当にやりがいも大きいです。

介護福祉士になってからの生活の変化

私生活では祖母の介護を最後までやり遂げることができました。
将来は絶対に祖母のお世話をしようと思っていて、介護職で経験を積んだことで、祖母にもできる限りのことができました。

祖母を介護していたとき、まだ小さかった自分の子供がこんなことを言ったんです。
「赤ちゃんもオムツするし、大人になって歳をとってもオムツになるんやね」って。「そうそう、歳をとるとできないことが増えるけど、おばあちゃんもがんばってるよ」ってやり取りをしたんです。
私は育児を経験していますが、この仕事をしていたから、育児の一つひとつをすんなりこなせたとも思っています。 オムツ交換や食事の世話など、介護と育児は通じるものがあると思います。
それを思うと、介護の業務と私生活って繋がっているんだなと感じます。

介護の根底にあるのは人へのやさしさ

この仕事で大切なのは、根底にやさしさを持ち続けることだと思っています。
それについてはエスペラル東舞鶴で頑張っているベトナム人のスタッフから学びました。
本当に心がやさしくて、言葉遣いもとてもきれいで、ご利用者への接し方一つとっても、しっかり気を配りながらやってくれているのがわかりますし、気持ちのいい挨拶を毎日しっかりしてくれます。
当たり前のことですが、それをどんなときもちゃんとやれるってすばらしいですよね。
その姿を見て、やさしい気持ちを持つことの大切さを再認識しました。
やさしい気持ちがあると、ご利用者にもやさしく接することができて、上司や部下、一緒に働く仲間にも協力する気持ちが生まれる。仕事を頑張れる環境ができていくと思います。

自分が主任になった今でも、周りのスタッフからいろんなことを学ばせてもらって、人生の大先輩であるご利用者とのコミュニケーションからも様々な学びを得られるのがこの職場です。
自分も、ご利用者もスタッフも、みんな一緒に成長しているんだと思ってやっています。